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Azumi Setoda様での:バイオマススリッパ導入事例

Date 2025.02.04

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2021年12月サステナブルマテリアル展での出会いをきっかけに国際興業株式会社様(以下:国際興業)と開発したバイオマススリッパ。2023年の春に国際興業より発売開始され、徐々にご採用の輪が広がっています。

開発担当者が、バイオマススリッパをご採用いただいたAzumi Setoda様(以下:Azumi Setoda)を訪問し、支配人の窪田 淑(くぼた よし)さんにお話しを伺いました。

窪田支配人

厳選されたものを少しだけ

「Azumi Setodaでは、客室用のアイテムをできるだけ減らしています。」

お部屋にご案内いただくと、木のぬくもりの中にすっきりとした空間が広がっていました。厳選された「もの」が必要な量だけ置かれていることが伝わってきます。

「バイオマススリッパは、セッティングが楽なんです。」

窪田さんにバイオマススリッパの使いごこちは、いかがですか?とお伺いしたところ、意外な言葉が返ってきました。

「バイオマススリッパは、形がふんわりしたまま送られてきてシワになっておらず、そのままセットアップできるため楽なんです。ルームキーピングのスタッフに非常に喜ばれています。」

以前、使用していたスリッパは見た目や色、質感にこだわって選んだそうです。

しかし、海外からぎゅうぎゅうに詰め込まれて送られてくるため、しわくちゃになった状態で納品されていました。客室をセットアップするルームキーピングのスタッフは、表面をこすり合わせてシワを伸ばしてふわっ、とさせてからセットアップするという作業を行っていたそうです。

バイオマススリッパは、国際興業が委託した福島の社会福祉法人 福島縫製福祉センターで一つ一つ丁寧に縫製、できるだけつぶれないように工夫して梱包されていること、作業にあたる方がこの仕事を楽しみにしてくれていることをお伝えしました。Azumi Setodaではタオルのクリーニングも社会福祉法人の事業者に依頼しているとのお話とともにこの取り組みに強く共感していただきました。

環境に配慮された「もの」を選ぶということ

環境意識の高い海外からのお客様も多いAzumi Setodaでは、スタッフから「プラスチックを大量に使用しているスリッパを一度使っただけでゴミとして捨ててしまうのはもったいない」という声があがっていました。紙と同じ木材パルプを使ったバイオマススリッパをはじめて紹介されたときは、「紙と同じ素材?トイレットペーパー?」とびっくりしたと笑う窪田さん。履いてみるとふんわり柔らかくあたたかい。冬は冷え込むこともあるので重宝しています、とのこと。お客様にも違和感なくご使用いただいていると聞き、安心しました。

ものにあふれた現代だからこそ、ストーリー:多様な背景や思いを持つ厳選された「もの」がそっと息づくお部屋に、訪れた人は豊かな時間を感じるのではないでしょうか。大切なお客様が過ごすかけがえのない時間。おもてなしの心を表現するアメニティとしてバイオマススリッパを選んでいただいたことをとても嬉しく感じています。


窪田 淑(くぼた よし)

Azumi Setoda 支配人。アメリカやバリ、日本の伊勢志摩のアマンでオペレーションやマネジメントに従事。2019年よりAzumi Setoda開業準備に参画。生口島の魅力は「ひと」。おすすめは、港から見る美しい夕日。


Azumi Setoda

アマン創業者エイドリアン・ゼッカ氏とナル・ディベロップメント早瀬氏が立ち上げた旅館ブランド第一号。所在地は、広島県しまなみ海道沿いの瀬戸田。生口島を代表する豪商「堀内家」が建てた築140余年の邸宅をリノベーション。古い梁や柱をいかした美しい空間が特徴。地域と共に歩むことをコンセプトとしており食材はもちろん、地域の人材や土地の魅力を活かしたアクティビティプログラムも多数実施。

https://azumi.co/ja/setoda/


バイオマススリッパについて 詳細はこちら(国際興業株式会社様サイト)

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