Technical技術力
特徴的な製品(開発品)情報

  • 漏水防止自己遮水シート

    土木用遮水シートの市場は70億円/年280万㎡(販売高)( 参考:ベース設計資料2018年建設工業調査会)と推測されています。土木用遮水シートの用途としては、 廃棄物処分場、雨水貯留槽、河川港湾などが向けがあげられます。その中の一部に使用されているのが自己修復型の遮水シートです。

     

    穴があいても漏水しにくい自己修復型遮水シート

    廃棄物最終処分場には廃棄物に浸透した雨水が深刻な地下水汚染を招く恐れがあるため、厳重な漏水対策を講じ、廃棄物を埋め立てることが義務付けられています。廃棄物処分場に設置されている遮水シートは、有害物質が外部へ流出するのを防いでいます。遮水シートの破損が起こった場合に漏水が生じ、地下水を汚染する危険性を秘めています。処分場の周辺環境を保全するため、遮水シートから漏水が発生した場合にそれを確実に検知しなければなりませんが、廃棄物処理場の稼動後には遮水シートの破損が起きているのかはわかりにくいという問題点があります。そこで漏洩電流式の漏水検知システムなどで、遮水シートの損傷の有無をモニタリングする方法などが従来からとられています。ただし、遮水シートからの漏水を検知し破損が起きているとわかっても、その部分の廃棄物を掘り起こして補修しなければならず実際には補修をするのが大変です。

    漏水防止自己遮水シートは、万が一遮水層が破損し漏水が生じても、吸水により膨潤した吸収層が漏水穴を塞ぐものです。漏水防止自己遮水シートの自己修復材(吸収層)としてベントナイト系、高吸収性樹脂系、高吸収性繊維系などの材料が用いられます。その中で多くに用いられている素材はベントナイト系です。ベントナイトはモンモリロナイトという粘土鉱物が主な構成物で、高い粘性、粘着性、吸水性や吸着性、イオン交換性が高いのが特長です。自己修復材としては表面材と裏面材の不織布の間にベントナイト層をでサンドイッチし、ニードルパンチ加工をしたシートが一般的です。しかしながら、施工中の雨水や地下水に反応してしまいやすいことや浸出水の遮水性が他の材料よりも低いこと、シート重量がとても重く施工の際には大型重機が必要になるというデメリットがあります。
    そこで、素早く確実に漏水を吸収できる高吸収性樹脂や高吸収性繊維を配合した軽量な漏水防止自己遮水シートを開発しました。

    軽量でしっかり遮水

    当社の高吸収性樹脂や高吸収性繊維を吸収層に配合したシートは、軽量で持ち運びに便利です。ベントナイト系シートと比較すると、重量比で約▲75%と大幅軽量化されています。
    繊維が3次元配向されているエアレイド不織布の特徴により漏水をスポット吸水するので、広がって吸収されにくいので、連続漏水が発生し難いという特長があります。破損箇所が複数発生した場合でも吸収層で広がらずに吸収されます。またエアレイド不織布は吸収力も高く、遮水層の破損箇所からの漏水も吸収層内で抑えることができるので漏水が防げます。

    1.傷や穴をふさぐ自己修復機能


    吸水性樹脂または高吸水繊維配合で高い吸収性能を示します。水と接触すると自重の約400倍の吸収能力を発揮します。シートに鋭利物が貫通をしても、膨潤したシートが漏水穴を塞いで漏れを防止します。全面に吸収層を配置しているので、地震などの衝撃などでも漏水が広がりにいくい機能を持たせました。

    2.優れた遮水性


    覆土などに加圧された条件下で圧力を均衡に保つ作用が働き、シートに空いた小さな穴や傷が埋まり修復されます。この自己修復用性のある吸収層がシート全面に配置されているので優れた遮水性を発揮します。

    3.軽量で、施工性に優れる

    自己修復型遮水シート
    ベントナイト系シートと比較すると、重量比で約▲75%と大幅軽量化。また巻長比で最大約5倍と大径化で施工性アップ。使用前は乾燥したシートなので、軽量で持ち運びに便利です。

    【 製品仕様】
    表面層:ポリエステル系不織布
    中間層:高吸水性樹脂、(または高吸水性繊維)、ポリオレフィン系繊維
    下面層:ポリエステル系不織布
    裏面層:遮水フィルム

    当サイトに掲載して いる実施例はあくまで参考例を示したもので、その内容について保証するものではありません。