鮮度保持シート: ぬれ鮮果
- 環境に配慮した製品
─ 概要
天然成分のパルプに焼成ほたて貝殻粉末(焼成カルシウム)の抗菌剤を配合した鮮度保持シートです。ミニトマトやアスパラガスの梱包資材として多数の実績があります。
課題
- 輸送問題に向けた取り組みとして食品の鮮度保持はますます重要になってきています。
結果
- ミニトマトにおいては、裂果やカビの抑制に、アスパラバスにおいては、輸送時の水分減少やとろけの抑制につながります。
シート中に配合した焼成ほたて貝殻粉末は、食品添加物として用いられている天然素材で、水に接触すると水はアルカリ性になり抗菌性を発揮します。
1.ミニトマトでの活用例
ミニトマトでは段ケースやコンテナ等の下に敷くだけで、
・密閉環境下ではシートの吸湿効果により結露を抑制
・結露を抑えることで、ミニトマトの裂果も抑制
・また、シート中に配合したホタテ粉末が結露水や果汁に作用し 、カビの発生も抑制
・緩衝材としても機能
の特徴があります。特に、段ケース内が蒸れやすい夏場の高温多湿時期にはより効果的です。
【結露発生(シートなし)】
【結露抑制(シートあり)】
(試験方法:ミニトマトをPE袋に密閉し、高温30℃で保管時の結露状態を確認)
【使用例】
2.アスパラガスでの活用例
アスパラガスの保管や輸送時に、水分を含ませたシートを中に敷くことで、
・切断面・穂先からの水分減少を抑制し、商品価値の低下を防ぐ
・切断面下部が細菌等でべたべたになる「とろけ」の発生を防ぐ
特徴があります。
【とろけの発生(シートなし)】
(拡大写真)
【とろけの抑制(シートあり)】
(試験方法:アスパラガス15本を密閉容器に入れ、常温で数日保管し、経過を観察)
【使用例】
※右上の問い合わせボタンより、詳細カタログ一式を入手できます。